サイトのタイトル「豊穣」、豊穣とは自然から授かった「汗をかいたご褒美」です
☆土壌還元と廃棄物処理☆ logo

生ごみ、養豚廃棄物の処理実験


  土壌還元に関し私が試みたり経験した事をいくつか紹介します。いずれも「自然の水」の助けを借りるのが特長です。ここでいう「自然の水」は普通名詞ではありません。長年私が追及してきた生命体活性剤のようなもので商標名を「ドクターフーズ」と名付けています(自然の水)。

生ごみの処理実験

  本業であるビジネスホテルの仕出し料理レストラン料理から出る生ごみを、いかに短時間で堆肥にするか、5年ほど前から実験をしています。1.8mの木造で囲った堆肥箱を設置しています。堆肥箱はビニ-ルシ-トで囲っています。

  まず残飯や料理くずなどの生ごみを温室に持ち込み、そのまま一週間ほど放置しています。一日ではそれほどの量は集まらないので、大量になってから堆肥箱に入れるのですが、一週間放置すると蛆虫や様々な虫類が発生します。腐敗もしますから悪臭も立ち込めます。そこで「自然水」を噴霧するとたちまち悪臭が消えます。

  次にその生ごみ(蛆虫やいろいろな虫類が発生しています)を堆肥箱に入れると、68度~80度の発酵がはじまり、一週間程度で堆肥化されてしまいます。蛆虫やいろいろな虫も還元されると同時に消えてしまいます。一日1回攪拌すると更に3日間ほど堆肥になる時間が短縮されました。

  これほどの短時間での堆肥化できた例は聞いたことがありません。噴霧した「自然水」が還元時間を短縮したと考えています。

養豚糞尿池の処理実験

  茨城県大竹海岸沿い国有地の中に、養豚糞尿を25年間も垂れ流し続けた500坪ほどの「糞尿池」がありました。この処理に携ったことがあります。かなり大規模の実験でした。この件は当社の別サイトに養豚糞尿池の浄化のタイトルで掲載していますので詳細はそちらに譲ります。要点は:

  • 処理開始前、近隣住民が耐えかねた程の異臭を発していた。池のところどころから、泡の様にボコと音を立てながら有毒の臭気を含んだガスが吹き出ていた。池の中央は硬化した糞尿のヘドロが堆積していた。
  • 平成17年7月12日実験開始。養豚場の側溝から水5トンと一緒に60ℓの「自然水」を散布。更に糞尿池に直接40ℓ散布。
  • 散布直後、糞尿溜池および糞尿池の悪臭が消えた。
  • その後まもなく、池に沈んでいたヘドロの微生物発酵が始まり、発酵の泡の圧力により下から浮き出てきた。
  • 約一ヵ月後、糞尿固形物が土壌に還元され始めているのを確認。
  • 約二ヵ月後、一部分解が続いていたが、池全体の土壌化が急速に進行しているのを確認。予定していた実験観察期間終了。
  • 約一年半後、土壌化に伴い雑草の侵食・繁殖が著しく実験開始前とは全く異なる景観を呈していた。
  • 約三年後(平成20年現在)、雑草類からクコ子にかわって池全体を覆っていた。堆肥化した糞尿と枯れた植物に海砂が相当に混じって土壌が形成されていた。もっと陥没してしまうかと思われたが、実際は1.5mほど陥没。もうどこにも3年前のおぞましい光景は見られなかった。

  この処理実験の模様は、地元のケ-ブルテレビがビデオ収録しました。その中から、実験開始前、実験の状況、実権観察終了時、の部分を抜粋しました。下のそれぞれのボタン(四角枠)の中にマウス・ポインターを持っていってクリックすると再生(音声付)が始まります。ボタンの下の時間はビデオの映像時間です。

33秒
4分53秒
41秒


  この養豚業者も以前残飯や野菜くずで飼育していた時は、垂れ流して直ぐに糞尿は分解されてしまったそうです。事業化し配合飼料養豚に変わると糞尿は還元力が弱く、蓄積し始めたとの事でした。嫌気条件下で腐敗菌が支配的になったのでしょう。それが異臭の原因だったのでしょう。

  「微生物処理」が取り沙汰されますが、嫌気条件(有害微生物条件)では、好気条件(有益微生物条件)である微生物をいくら投下しても生存する事が難しいのです。しかし条件が合えば、一時間当り百万倍以上のスピ-ドで増殖します。量の問題はありません。農業において先ず耕す事が基本ですが、土壌を攪拌する事で土壌を軟らかくし、何よりも空気に触れて酸素を土壌に送り込み、光にも当てます。好気条件にするのです。

  「自然水」を散布して異臭が消えヘドロの微生物発酵が始まったという事は、嫌気条件を好気条件に変える働きを持っている為と考えられます。

  配合飼料の問題は防腐剤や色々な薬品が含まれていることです。輸入でしかも船輸送ですから、どうしてもそうなってしまいます。配合飼料を開発した科学者は、糞尿処理まで一貫して考えるなど思いもよらなかったかもしれませんが、これは専門分野ごと縦割り科学の弊害でもあります。また日本が低い食料自給率に甘んじていることも問題の一端です。輸入食料や飼料は価格競争力があるかもしれませんが、付随して起こる環境負荷をも天秤に掛けた時、国産品をそう簡単に捨ててよいものなのか、見直す必要がありそうです。


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10/28/2008