サイトのタイトル「豊穣」、豊穣とは自然から授かった「汗をかいたご褒美」です
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水に潜むCO2-その1


  「CO2による地球温暖化防止」が話題になっています。

  一般的にCO2というと大気中の存在が気になりますが、水に潜むCO2を忘れるわけにはいきません。水に潜むCO2は「ヘドロ」に凝縮されます。雨や風によって運ばれる大気のCO2は、河川、湖沼、港湾に集積します。ゴミとなった有機物や、工場、家庭から出る環境汚染物質、その他、農薬、肥料、養豚糞尿、人間の排泄物など、全ての汚染物質は水の中で腐敗し、「窒素酸化物」になります。地球の各地域から最終的に、水がよどんでいる河川、湖沼、港湾の底に窒素酸化物いわゆる「ヘドロ」になって溜まります。

  水が気化するとき、へドロから出る有毒ガスも一緒に気化し、大気に酸化物含有のCO2を撒き散らします。地球温暖化の原因であるCO2は、多少の差こそあれ、世界中のどこの水にも潜む「ヘドロ」が最悪の元凶なのです。「水を制する」の第一歩として、この「ヘドロ」を考えてみたいと思います。

  私は霞ヶ浦の湖畔に位置する土浦市でビジネスホテルを経営しています。この日本で二番目に大きな167平方キロメ-トルの霞ヶ浦は現在、ヘドロで埋まろうとしております。水自体見える部分は、以前より若干綺麗になっているように感じますが、実際は違っています。現在の霞ヶ浦は「環境ホルモン」と言う塩素化合物によって無生物化状態になっています。本来なら、生命の回帰を促す微生物生態系が、水を濾過し、窒素酸化物である「ヘドロ」を還元してくれました。40年前の霞ヶ浦は淡水魚の宝庫であり、ワカサギ、白魚、等綺麗な水を好む魚種が豊富で、ワカサギなどは日本でも有名な「帆掛け舟」で千トン以上の漁獲量があったのです。

  その、生命の回帰を促す微生物生態系が環境ホルモン(塩素化合物)により崩壊しているのです。豊かだった淡水魚場は、現在全滅状態になってしまいました。霞ヶ浦湖畔では、各種の養殖が盛んで、養豚、鯉、レンコンが日本一です。ところが鯉の養殖において、「鯉ヘルペスウィルス」が発生、57の養殖場が閉鎖されてしまいました。鯉養殖はなくなってしまったのです。霞ヶ浦の例は、日本中いたるところで目にすることが出来ます。


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7/28/2008